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二十五絃箏の為の新作、
サ グ メ
天探女
SAGUME
(2012)
の初演が近づいて来ましたので、お知らせ致します。
◆横山佳世子 箏独奏会◆
■日時■
2012年11月9日(金)
19:00開演(18:30開場)
■場所■
ムラマツリサイタルホール新大阪
■曲目■
廣瀬量平:「みだれ」による変容[十七絃]
平野一郎:天探女 (サグメ)[二十五絃]
沢井忠夫:情景三章[十三絃]
伊福部昭:琵琶行[二十五絃]
■入場料■
3500円(前売券3000円)
■ご予約・お問合せ■
KOTO-FAI倶楽部
tel&fax 072-625-6652
* * *
新進気鋭の箏演奏家・
横山佳世子氏は、「二十五絃箏の為の新作をぜひ!」と2008年頃より当方に飽かずお声を掛け続けて下さいました。機が熟するのを待つこと3年、昨年ようやくお引き受けし、この春夏に作曲、当方にとっては満を持しての初の邦楽作品となります。
作曲に当っては、奏者の全面的な協力のもと、来歴古き箏音楽に封じられた音象徴を辿り、十三絃・十七絃は勿論二十五絃箏に潜む未聴の響きを探り、様々な特殊奏法や調弦の厖大な可能性を心ゆくまで試みた上で、取り組むことが出来ました。
“天探女”とは、神話に登場するアメノサグメ、民話においてはアマノジャクとしても知られます。謎めいた両義性に満ちた天探女伝説の背後にもう一つの物語を紡ぎつつ、最も新しい箏である二十五絃箏の響きの
底から、箏音楽の
淵源へ遡求しようとする試みでもあります。
お心付きの皆様、ぜひご来聴を!
©HIRANO Ichiro 2012
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