本日12月22日、京都市交響楽団オーボエ奏者フロラン・シャレール氏、ジュネーヴ在住のピアニスト/トマ・デルクロー氏のデビューアルバム
日出ずる処、牧神の目覺め。がワオンレコードより発売となりました。
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itunes ストアでも全世界配信だそうです。
日本 France UK USA
録音総合プロデューサーは小伏和宏氏。
デザインは才村昌子氏。
当方はコンセプチュアル・ディレクターとして関わりました。
* * *
収録内容は次の通り。
シャルル・ケックラン:オーボエ・ソナタ op.58
Charles KOECHLIN (1867-1950): SONATE pour Piano et Hautbois
[1916]
平野 一郎:牧羊神α〜上田敏の詩に拠る、無伴奏オーボエの為の田園曲〜
HIRANO Ichirô (1974-):BOKUYÔ-SHIN α
~Églogue pour Hautbois seul; d’après le poème d’UEDA Bin~
[フロラン・シャレール委嘱/2012-3]
ポール・デュカス:遥かなる牧神の嘆き
Paul DUKAS (1865-1935): LA PLAINTE, AU LOIN, DU FAUNE…
[1920]
トマ・デルクロー:コスモス〜ピアノとオーボエの為の〜
Thomas DELCLAUD (1976-): COSMOS pour Piano et Hautbois
[フロラン・シャレール委嘱/2013]
フランシス・プーランク:オーボエ・ソナタ
Francis POULENC (1899-1963): SONATE pour Piano et Hautbois
[1962]
クロード・ドビュッシー:トッカータ
Claude DEBUSSY(1865-1935): TOCCATA
[1896]
平野 一郎:牧羊神β〜上田敏の詩に拠る、オーボエ&ピアノの為の田園曲〜
HIRANO Ichirô (1974-):BOKUYÔ-SHIN β
~Églogue pour Hautbois et Piano; d’après le poème d’UEDA Bin~
[フロラン・シャレール委嘱/2012-3]
昨2013年6月、京都のアンスティチュフランセ関西にて行った当方企画の
CROSSINGvol.2"日出ずる処、牧神の目覺め。"を種子として生まれたアルバム。
素晴らしい奏者との出会いからこのような実りに至り、作曲者としても企画者としても感慨一入。
ジャケット・デザインには演奏会リーフレットと同じく、バレエ・リュスのニジンスキ「牧神の午後への前奏曲」のための、バクストによる衣装デザイン画を採用しています。
収録時間80分に迫る長〜い録音ですが、彼我に響き渡る牧神フロランのオーボエの調べ、自由奔放なトマのピアノに耳を澄ませて浸っていると、沈んだ心がいつの間にか解放されて、此の世の憂いもきっとどこかへ行ってしまいますよ。
皆様ぜひぜひご入手を!