●「精霊の海」再演のお知らせ
先月初演のチェロ&ピアノ作品、
たらちねのうた
TARACHINE NO UTA
-for V'Cello & Piano-
〜丹後地方の子守唄に由る〜
~Based on Lullabys from Tango District~
の初演の録音が、天野武子さんから届いた。
早速流してみると、天野さんの慈しみに溢れたチェロの"歌"、それを包む柔らかい夢の被膜のような加藤美緒子さんのピアノの妙なる響きが、崩壊寸前のわが狭小アトリエに染み渡り・・・目を瞑って束の間の現実逃避。
↑「地震が来ませんように・・・」と何やらボソボソ唱えながら、友人のデザイナーS女史がおそるおそる撮影した、我が哀しきアトリエの様子。写真は歪んでおりません。
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こうして無事、産み落とされた「たらちねのうた」。
送り出して下さった天野さんも、これから様々な機会に再演を重ね、育てていって下さるとの由。
忘れられた子守唄から産まれたこの作品が、天野さんをはじめとする、まずは女性チェリストの方々の大切なレパートリーとなって、ゆっくり確かに歌い継がれてゆくことを、望むばかり。
と思っていたら、早速思わぬ形で"再演"の報が。
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土曜クラシックサロン
チェロと共に生きてⅢ
"チェロで奏でる子守歌"
〜チェリスト:天野武子〜
●日時●
2月18日 14:00〜
●場所●
NHK文化センター 名古屋教室
●受講料●
会員4620円 一般5040円
詳しくはこちら
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上記催しの中で採り上げられる、との事。
様々な子守唄のチェロによる演奏の最後に「たらちねのうた」再演の模様。
お近くの方、お心付きの方は是非お運びを!
©HIRANO Ichiro 2012
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