かけがえのないマエストロ中井章徳監督、芦原充コンサートマスター(ある意味オホナムチ[葦原色許男]と苗字が一緒!)率いる100名超のオーケストラ、60名の児童合唱の身体を借りて、盛大にこの世に産声あげました。
今回も畑山リーダー率いる打楽器陣には大いに助けられました。そしてアカデミージュニアコーラス、出雲二中、浜山中合唱部混成の児童合唱の素晴らしいこと!公演を支えて下さった全てのスタッフの皆さま含め、厚く御礼申し上げます。
終演後ロビーに出る間もなく次々お声かけ下さったお客様に、第四第五のどっちが好み?と逆質問してみると、オホナムチの方はどうやら少年達のツボに見事にハマった様子。「カッコよかったです!」という感想に、同曲の無軌道極まるスペクタクルとある種のロールプレイング感覚が、彼らにとっては足元から突如ヒーロー出現、というところだったのかな、と。一方のトリノアソビの方は老若男女問わず、ゑびすさま=事代主の今際の際のめくるめく夢の復元、その無垢なる呪術性に昂奮溢れるご感想をたくさんいただきました。
連作交響神樂は今年で三年目、オケ&コーラスの皆様との協働の持続がもたらす信頼、そして音楽観(感・勘)の熟成をしみじみと実感。地元はもちろん東京・関西からのリピーターなど、次回を楽しみにして下さるお客様のご期待の声もありがたく、ゆっくりではありますが作品世界を深く愛して下さる方々が一人また一人と増えている事に、創作者の幸せを噛み締めています。
本場=イタリア?フランス?ドイツ?ロシア?そんな遠慮は一切不要。本場=日本・出雲の連作交響神樂もこれで五作が初演済み。当面四年六部作(全構想九部作)、さあいよいよ来年は当面の完結編第六番〈國譲(クニユズリ)〉…のはずが、
まさかの嬉しい番狂わせの実現が、公演翌日のほんじつ午後、打ち合わせにて確定の模様!
〈國譲〉に先立って来年は、全構想九部作の真ん中から、太古より出雲世界のまんなかに横たわる幻の湖(ミヅウミ)、出現の見込となりました。
みなまでは言えず。
詳報は追って…
乞うご期待!