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目下、弦楽四重奏某弦楽四重奏の為の某新作におおわらわ。 京都・常盤の深き淵から束の間浮かび上がり… 先日4月3日、駒込の桜並木を横目に歩いて、邦楽42奏者の為の委嘱新作 とこよのはる 二度目のリハーサル立会いへ。 森の会のみなさんが紡ぐ響きの奥から、忘れられた別世界が、いよいよ鮮やかに光彩を放って現れてまいりました。 この曲、42人も奏者がいるのになんと指揮者なしなんです。 それには言うまでもなく、いわゆる現代邦楽に対する当方なりの視点があるわけで、 多層を極めた音楽が指揮者なしでギリギリ成立するように周到に書式を組み上げてあるわけです。 しかしそれもこれも、森の会(と、打物賛助の池上英樹さん、曲淵俊介さん!)の皆様へのゼッタイ的な信頼があってのこと。 ぱっと見複雑怪奇な作品を送り届け、蓋を開けてみるとどうだったか。 いやこれが本当に素晴らしい、実に丁寧で真摯な取り組みを重ねておられ、 きっと膨大だったにちがいない困難を感じさせない仕上がりが見えて来ました。 もちろん初演当日まで、まだまだ良くなるところはあり、さらに磨かれていくにちがいないですが、それにしても、凄い。 すでに本番が待遠しい!…というわけで、作曲者からも烈しくオススメの演奏会となりそうです。 打ち上げ花火ひとつ上がればあれもこれも無かったことのようになる、乗り遅れ恐怖の狂騒をたまには離れて… 来たる5/3の憲法記念日は、ぜひぜひ万障お繰り合わせの上、上野の森の奏楽堂にて、水泡の底に横たわるもうひとつの日本に想いを寄せてみて下さい。 波の花も盛りの他界では、絶え間なく散り集う命を愛惜しみながら、何ひとつなかったことにはならないのだと、常世の人々魚々が不思議な言葉で歌っているかも? 〜公演の詳細〜 森の会
第六十回記念 定期演奏会
上野の森から新たな箏音楽への展望を発信する
〜精鋭作曲家3人による委嘱新作3曲初演〜
日時:2019年5月3日(金祝)14:30
会場:東京藝術大学 奏楽堂(東京都台東区) https://www.geidai.ac.jp/access/ueno
料金:4,000円(2月15日発売予定)
お問い合わせ:森の会会員扱い 森の会事務所 TEL/FAX 045-761-7412小林(熊木)様方
出演:東京藝術大学音楽部邦楽科箏曲生田流卒業生 賛助出演:池上英樹・曲淵俊介
曲目:
尾上の松〈作者不詳〉
初恋の〈向井航〉
雨の歌〈板東祐大〉
とこよのはる〈平野一郎〉
※尾上の松以外は全て委嘱初演
* * * 〜とこよのはるプログラムノート〜 〽花が見たくば常世へござれ... さては龍宮か、鱗宮か。 (其処は極楽で御座いますか?) 平らか成る世の終わり、 時うち寄する渚にて、 「とこよのはる」は、森の会の委嘱に応え、2018(平成卅)年の歳の瀬から 2019(平成卅一)年の歳明けにかけて作曲した。「60周年記念演奏会の最後に、みんなの心がワッと沸くような曲を!」と敬愛する野坂操壽さんから打診を頂き、悦び勇んで取り組んだ。大編成の合奏体が、君臨する指揮者に束ねられるのではなく、邦楽本来のたゆたう時間に、深い奥行/遠近を成しつつ、のびのびと生きる音楽を志した。いざ始めてみると和和しいオモテと荒荒しいウラの二律背反に揉みくちゃにされながらの、愉しくも苦しい産みの営みであった。出来上がってみると(その外貌は著しく異なるが)「龍を踏む者」(2016)「胡絃乱聲」(2018)に 並び、〈変わり序破急〉のしつらへを持つ、巧まざる三部作となった。 曲は、連続する三楽章から成る。 I ミナモノマツリ 丹後國・常世浜ちかくの宇良神社の秘歌をはじめ、太古から近代に亘って吾が列島の都鄙隈々に幾重にも堆積する、斯界への諷喩と他界への憧憬を纏った言霊/音霊が群れ集い、さらなる感応・変容を経て、いっけん衒いなき調べの隙からじわじわ滲み、やがては諸時代混淆の奔流となって、ごうごう賑やかに溢れだす。 (C)HIRANO Ichirô 2019
by uramarebito
| 2019-04-05 22:37
| 演奏会
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