【丹後印象派=宮津生活派】
先だってひょんなことから帰郷した折、尊敬する先達にして歳の離れた盟友を訪ねて、獅子崎にあるアトリエへ。
“福岡ブルー”と呼びたくなる海の絵、冬の鈍色の空を捉えた山の絵に魅せられてから、画家・福岡清氏は丹後印象派!…とひそかに想ってきましたが、この地特有の精神風土を宿した絵は、闇深き水底から立ち昇るかけがえのない霊性を帯びていて、さりげない中に吸い込まれるような強い力を発していると再確認。(写真ではとても伝わらない!)
暖房代ゼロが自慢の薪ストーブガンガンのアトリエにて、今お気に入りのアルマニャック片手に、スーラの色彩の秘密から、海鼠の美味しい調理法、朝のサンドイッチの売り上げ、中古車の賢い売り買いのコツまで…切れ目なく続く楽しい会話に、身も心も暖まりました。
やっぱりこの人ホンモノだ。
宮津の人たち、くれぐれもホンモノを大事にね。