「ひとつひとつの偶然が無数に折り重なって、あたりまえであることの奇跡が形づくられる」
先日のBSSインタビュー出演直前、新作〈湖〉の世界観について、手元の資料にこんなメモを走り書きしていました。
その時も頭のどこかで覚悟していた事なのですが、いま心はやはり茫然としています。そのぽっかり開いたガランドウに関係者すべての衝撃と無念が響いてきます。
4年目となり地元の気運の確かな高まりを肌で感じています。今回いままで以上に幅広く各地からご来聴の予定でした。お誘いした皆様、申し訳ありません。
出雲の春の連作交響神樂、その軌跡は思いがけない紆余曲折を描きながら、営々と続きます。皆様、これに懲りず、どうぞご贔屓に。