丹後・宮津で細々と続けている『ココロにふれる音楽講座』vol.4“シューマンは想う”、予定通り4月4日の開催をギリギリまで検討してきたけれど、世に広がる二つの空気に圧されてとうとう延期を決断した今朝。
昼すぎて気を取り直し、沈黙にもの想う春のひと月かけて取り組んだ箏独奏の為の委嘱最新作「鈴の盆」に没頭、予定を半月ほど前倒しにて無事浄書完成。
苦しい中にも光明ありとホクホク勤しむ最終校正のさなかに、初演延期の連絡メールが来ても、少しもめげません。もう産まれてしまいましたから。
“鈴を伴う箏の踊り”
十三の絃上で指と爪と鈴たちが、はじめはそろりそろりと、やがて激しく狂熱を帯びて、疫病退散の祈リを籠めたマカベ踊を奏でます。あらありがたや、無用の用ここに極まれりです。
それでは皆さま国民一丸となって、いや一丸となることのないよう出来るだけ離れて、引き続く沈黙の春、想い想いに過ごしましょうね。
文中、何かしら不謹慎だとしても決してお詫び致しません事をあらかじめお詫び申し上げます。