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●〈CROSSING 衢 PROJECT Vol.1β〉(京都公演)開催のお知らせ
去る12月19日、神奈川県川崎市・川崎能楽堂での 衢 CROSSING Vol.1α が、無事終了した。 会場には、慌ただしい師走の平日にも関わらず、昨年を大きく上回る皆様が駆けつけて下さった。 フルートのニコリーヌ・ピエルー氏、ヴァイオリンの佐藤一紀氏のお二人は、バッハとベリオの名曲・難曲のソロに加え更に新作デュオ2曲という、ある意味ソロ・リサイタルよりも過酷であろうプログラムにも関わらず、素晴らしい集中力と卓越した表現力をもって、新鮮な魅力に溢れた演奏を展開して下さった。 二人の奏者をはじめ、様々な形で演奏会を支えて下さったご協力者の方々、それに終始静かに耳を澄ませて下さった御来聴の方々、この企画に携わって下さった全ての皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。 終演後のアンケートには、次のような言葉が綴られていた。 「友人に誘われ何も知らずに来ましたが、たちまちにCROSSINGの世界にひきこまれました。平野さんのお話も想いの伝わるお話でした。お二人の演奏家の超絶技巧もすばらしく、心がふるえました。」 「こんなに美しいバイオリン、フルートの音、はじめて聴きました。落ち着いた中で本当に集中して聴けました。」 「息づかいも伝わる空間での密度の濃い演奏に感動しました。」 「能舞台ならではのコンサートで、とても上質なものでした。前半は森羅万象を思い、後半は精神的なすごさを感じました。」 「現代音楽にはなじみがなく、むずかしいものと思っていましたが、素敵な音色、メロディー、テクニックで楽しませて頂きました。」 「素晴らしいの一言です。・・・フルートが篠笛に聴こえたり、ヴァイオリンが鼓にきこえたり琴の音だったりと・・・機会があればまたぜひ聴きたいと切望します。」 「ぜいたくな音を聴かせて頂きありがとうございました。演奏家の息づかいがこんなに近くにきけたのは初めての経験でした。」 「それぞれの音色の持ち味が生かされた作品であり大変感動した。独創性に感銘した。」 「能楽堂の舞台の“松”に風が渡るような音がきこえた気がしました。平野氏の曲を、この世のものではないもの達も、一緒に聴いている気がしました。」 ・・・等等。 その他にも数多くの“熱い”メッセージを頂いた。 たどたどしい私のMCについて、今回は、かなり好意的な感想を多く頂き、決死の覚悟(?)で再挑戦した私にとっては、大いに救われるものであった…。 フルート/ヴァイオリン、という一対の楽器をはじめ、東洋/西洋、男性/女性、古典/前衛、などなど、様々な次元に“対”の関係性を張り巡らせた、今回のCROSSING Vol.1。 演奏者・協力者・来聴者が、能楽堂という舞台ならではの音と場の相互作用を感じ、東西双方の古典への敬意とともに、新鮮な創造の息吹きを共有することが出来たとすれば、何より嬉しい。 今回の企画は、私自身にとってもまた、予想を超えた実りのある演奏会となった。 まずはフルート&ヴァイオリンのデュオという、いわば“不毛の領域”に捧げた変身譚/変成譚の2作品が、無事誕生したということ。 名曲に恵まれなかった"鬼門"ともいうべきこの分野を前に、企画の当初は過渡期の実験的作品であってよい、という程に考えていたのが、実際に作曲し・上演されてみると、それぞれに奥行きある対照的な世界を内包しつつ、互いに浸透し合う融通無碍な広がりがあり、未開拓の沃野へ踏み出した第一歩のような、作り手にとって、何とも頼もしいニ連画となった。 しかし何よりそれらが、作曲家主導の“新作発表会”とも、演奏家主導の古典の名曲によるリサイタルとも違う、古典と新作、作曲家と演奏者との対等なコラボレーション、という形の中で実現出来たことは、これからの(私たちの)活動の、大切な布石となっていくに違いない。 この一擲から、更なる異種交配の渦を巻き起こすべく、次なる矢を磨き続けていきたい。 なお、“α”に続く対の企画、 衢 CROSSING Vol.1β は、かねてよりご案内の通り、来年1月26日(月)、古都の市井に佇む洋風講堂・京都芸術センターにおいて上演の予定。 未体験の方は、是非こちらへ。 ©HIRANO Ichiro 2008
by uramarebito
| 2008-12-22 20:17
| 演奏会
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