ホームページ
カテゴリ
タグ
夏
ゲニウス・ロキ
宮津
八幡
小泉八雲
花影の小径
33
神話
舘野泉
遠呂智
水没伝説
聖地
衢
平家
境界
春
秋
原風景
風土
安曇磯良
象徴
北原白秋
鱗宮
音色工房
アンスティチュ・フランセ
天草
古丹波
國引
シルクロード
空也
微笑
魔睡
春夏秋冬
丹後
三
オクシデンタリズム
エキゾチシズム
牧羊神
浦島太郎
龍
ガラシャ
遊び
二十五
宮澤賢治
蒲原有明
祭礼
将門
出雲
別世界主義
変容
狂言
出口ナヲ
蜃気楼
志多羅
猿田彦
精霊舟
海の幸
近代化
ケルト
夢
イソップ
白象
交響神樂
アヴァンギャルド
星巡
四季
天探女
共感覚
邪宗門
円空
最新の記事
以前の記事
2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 最新のコメント
ライフログ
![]() 日出ずる処、牧神の目覺め。 (Le Réveil d'un Faune dans le Soleil Levant / Florent Charreyre - hautbois | Thomas De 記事ランキング
最新のトラックバック
検索
ブログジャンル
|
1
去る10月26日(木)、通崎睦美氏委嘱作品、
鳥ノ遊ビ TORI no ASOBI 木琴ト奏者ノ為ノ物語 Ballad for Xylophone & Player (2017・酉) 京都文化博物館でのツウザキさんの大人気シリーズ「今、甦る! 木琴デイズ」昼夜二公演にて抜粋初演、ぶじ終了! 演奏会は両公演とも大盛況、木琴・箏・アコーディオンという不思議な組み合わせがなぜか不思議でなくなる、ツウザキさん&木琴デイズならではの世界観を、皆さん満喫されていました。 通崎さん、関係者の皆様、ありがとうございました! * * * * * * * 拙作「鳥ノ遊ビ」、今回お披露目されたのは 2° 戯レノ鳥 Tawamure no Tori
8° 醒メノ鳥 Mezame no Tori の2曲。抜粋でありながら、水際立った鮮やかさで小鳥の囀りを生き生きと響かせて下さった通崎さん、流石でした。とくに夜公演では、いっけんおもちゃのように小さな木琴の奏でる響きとその余韻が、博物館の高い天井を巡って美しい弧を描くように消えていく、それを会場の皆さんが耳をそばだてて聴き入る様に感慨ひとしお。 終演後、駆けつけて下さった友人知人の皆さんや見ず知らずの方々に想い想いのご感想いただきました。とくに面白かったのが、この日演奏されたアコーディオン・ソロ曲「ため息」 演奏会初披露となった「鳥ノ遊ビ」、今後も折々に色んな形で演奏して下さるとのこと。その物語は始まったばかり。作曲者としても全曲初演のみならず、その時々の様々なセレクトを愉しみたい!と思ってます。 というわけで、木琴が歌う鳥の物語、またの機会をお愉しみに! ![]() 写真は、昼夜公演の合間に届けられた、とある"恐るべきもの"と、マエダコーヒー文博店のミックスジュース。 ■
[PR]
▲
by uramarebito
| 2017-10-28 00:04
| 演奏会
|
Trackback
|
Comments(0)
去る10月16日(月)東京オペラシティ・近江楽堂、 新生・女声デュオユニット、Ema & Masumiの二人組による公演 ホンキデ フザケル ヘンナ フタリ
La Vérité Debut !! マチネ、ソワレの両公演が無事終了。 * * * * * * * 舟越保武氏の対の女性像(セシリア&マリア・マッダレーナ)に見護られた近江楽堂の空間・音響の特性が存分に生かされて、演奏会全体がホントウに鏡の国のよう。 ![]() プログラム前半は、4セクション: 中世のトロープス・コンドゥクトゥス「天使」に始まりルネッサンスの春へと連なる最初の一群、次にクルターク×テレマンによる迷宮での独白と対話が続き、転じて日本各地の童唄のカノン編曲いくつか、そして先鋭でセンシティヴで…とにかく綺麗なデュサパンのTwo Walking。 プログラム後半は、2セクション: まずはモーリーの英語による二声世俗曲を二つ。最後に拙作「鏡の国の歌遊び」。 深く温かく人懐こくあれよあれよと人の心の奥に忍び込むMasumiの声。 華やぎと嫋やぎのあわいにいつしか"もののあわれ"が滲みだすEmaの声。 それぞれに確かな特質を携えた二つの声は不思議なほどにもつれ融け合い、ユニゾンとなると響きに光背が射すかのような底深い輝きが顕われる。 二人で・歌う、という事の根源的な喜びや、人生の機微が色とりどりに織り込まれた、それはそれは、愉しくも美しい演奏の数々でした。 お二人の門出を温かくあるいは厳しく見守るべく集まられた多くのお客様が、時に緊張し時にリラックスしながら眼を凝らし耳を澄ませて、その妙なる時間と空間に浸りこんで大いに満喫されていた、と感じました。 ![]() 雨の中駆けつけて頂いたお客様、それにお世話になった少数精鋭のスタッフの方々に、企画協力者として当方からも篤く御礼申し上げます。 * * * * * * * そしてその二人の為の委嘱新作、 鏡の国の歌遊び ~Duets for a pair of female voices~ これが掛け値なしに最高の初演! ![]() 全体で19曲・30分弱という長丁場なのですが、きっとお客様の皆さんも当方と同じく、例えば小学校の昼休みがあっという間に終わってしまうように無心になって愉しまれたのではないでしょうか。 ![]() それくらい自然で気負いのない、いやしかし考えてみると、圧倒的な初演であったな、と思います。 ![]() 終演後にお客様から口々に様々なご感想を熱く語って頂きました。 ![]() それをラインナップするとこんな感じ… いままでで一番わかりやすかった とっても親しみやすかった 懐かしかった 子供の頃のことをいっぱい思い出した 愉しかった 楽しいはずなのに怖かった 何回も涙が出た 嫁入り歌のところで涙が出た とくに間奏曲が美しかった 全体的にコミカルだった 面白かった ぶっ飛んでる 四季の四部作と全然違っていて驚いた 長いはずなのにあっという間だった デュサパンの衝撃を超えて来た 実はめちゃめちゃ超絶技巧ですよね? ![]() ふむふむ、という感じでご感想を並べてみると、「鏡の国」の多面性が結果的に浮かび上がって、興味深い。 いつも必ず誰か一人には言われる「むずかしかった」というご感想が皆無だったこと、作品に籠めた(というか叫んでいるのだが)映画「ひなぎく」に通じる毒がどうやら今のところほぼ誰にも気づかれていない、という点もとても興味深い。 なお、ラ・ヴェリテのお二人、このデビュー公演の地元・関西でのお披露目を計画されているようです。 関西の皆様、今回お聞き逃しになった皆々様、まだ解かれていないらしい「鏡の国」の禁断の扉ともども、この素敵に狂った二人組の動向に、ぜひご注目・ご期待下さい!! ![]() ■
[PR]
▲
by uramarebito
| 2017-10-18 11:31
| 演奏会
|
Trackback
|
Comments(0)
あの映画をはじめて見たのは、たしか大阪・梅田のミニシアター、往年のシネマ・ヴェリテだったろうか。とにかく丹後半島の付け根の町から京都市西端の大学に出て来て間もない頃だった。 鮮烈なラストシーン。機関銃のように打ち出される「踏みつぶされたサラダだけを可哀想と思わない人に/この映画を捧ぐ」という文字が、戦慄をもって19歳の脳裏に灼きついた。 ヴェラ・ヒティロヴァー監督のチェコ映画《ひなぎく》(1966)。 ![]() この映画が生まれて50年、いま見直してみても、何一つ色褪せない。 カワイイ見た目でカモフラージュした、命がけの、傷だらけの、ほんとうのavan-garde。 ただ一つ、最後のコピーの日本語字幕は改まっていた ちょうど鏡に映った矢印みたいに向かい合う言葉…でも、結局は同じことだ。 2016年夏、MasumiとEmaが女声デュオを組むという、その名も"la vérité 〜真〜"。 その構想を聞いた時、僕の脳裏の片隅に、二十余年の向こうから、来るべきその音楽世界の底めがけて、《ひなぎく》の記憶がギラッとよぎった。 そんなこんなで、と言うべきか、「鏡の国の歌遊び」は生まれ、"La Vérité 〜真〜"はデビューする。 ジユウで、ヘイワな、ヘイセイの、ニッポンの、映画《ひなぎく》とは似ても似つかぬ世界のようだが、その根は、どうしても、繋がっている。 HIRANO Ichirô : 鏡の国の歌遊び Songs & Games in Mirrorland 〜対の女声の為のデュエット集〜 ~Duets for a pair of female voices~ 「踏みつけられたサラダだけで気分を害する人々にこれを捧ぐ」 〜ヴェラ・ヒティロヴァー監督/チェコ映画《ひなぎく》(1966)より この作品は、新生女声デュオ“la vérité 〜真〜”の委嘱に応えて作曲した。天真爛漫に遊び呆ける二つの声に力を借りて、音楽と、浮世の根っ子を掘じくり返そうと試みた。幼心を呼び覚まし、小人魂をくすぐり倒す、いわば本邦流アンファンティリスム。 曲は数珠繋ぎに繰り出される小さな19の場面から成る。 No.1 入場 Intrada 額縁となる入退場とヴォカリーズの間奏曲、オノマトペの楽園としてのインベンション、奇態きわまるコール&レスポンス。その合間合間に各地の民謡・童唄のあれこれが(良識ある大人の考え出した分類をいともたやすく踏み破りながら)自在に変じて挿し挟まれ、歪んだ鏡のうちに広がる奇妙な別世界を形作る。No.2 前奏曲/インベンション I Prelude / Invention I No.3 呼応 A Call & Response A “なかよし” No.4 遊唄 Rhyme “かごやかごや” No.5 回帰/インベンション II Ritornello / Invention II No.6 咒文 α Incantation α “こめつけあわつけ” No.7 子守唄 Lullaby “おつきさんなんぼ” No.8 咒文 ω Incantation ω “こめつけあわつけ” No.9 呼応 B Call & Response B “きそいあい” No.10 間奏曲/ヴォカリーズ Interlude / Vocalise No.11 呼応 C Call & Response C “しらんぷり” No.12 即興 Improvisation “すずめとからす” No.13 罵唄 AbuseSong “はんなのえだに” No.14 行列 Procession “よいさっさ” No.15 回帰/インベンション III Ritornello / Invention III No.16 嫁入唄 WeddingSong “ちょうよはなよ” No.17 呼応 D Call & Response D “なかなおり” No.18 後奏曲/インベンション IV Postlude / Invention IV No.19 退場 Extrada 「鏡の国の歌遊び」は、どうにもフツーでは生きられないらしい“彼女たち”の門出を祝うべく書き上げたハナムケの曲。ひなぎくのココロで。 ![]() (C)HIRANO Ichiro 2017
■
[PR]
▲
by uramarebito
| 2017-10-01 00:00
| 作品
|
Trackback
|
Comments(0)
1 |
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||