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●「鱗宮交響曲」初演のお知らせ
ピアノのための小品、 WHITE ELEPHANT DREAMS 〜黒鍵と白鍵のエチュード〜 -ETUDE for Black & White Keys- が、本日(3月1日)、カワイ楽譜より再刊されましたので、お知らせまで。 当方含め7人の作曲家によるソロ7作品、連弾1作品が「コンサート・ピース・コレクション 二つの月」という曲集に所収されています。 ![]() カワイ・ショッピング・プラザはコチラ↓ この作品は、ピアノという楽器に内包された、象牙(白鍵)と黒檀(黒鍵)の記憶を辿るエチュード。 一見簡素なテクスチュアのそこかしこに、音による遠近法と色彩法、周期/非周期の鬩ぎ合い、フラクタルな拍構造など、"錯覚"を齎す種々の仕掛けを蔵した、騙し絵風の小品である。 「白象の夢」とは古い佛教説話で、佛母・摩耶夫人(まやぶにん)が見た、釈尊誕生を告げる白象の夢・・・であると同時に、その白象が見た夢の夢、であるかも知れない。 2006年に作曲し、2008年第32回ピティナ・ピアノコンペティション特級セミファイナル課題曲として採用された。 ご関心おありの方は、コチラの記事も是非↓ ©HIRANO Ichiro 2010 ▲
by uramarebito
| 2010-03-01 00:04
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●〈ISCM世界音楽の日々2008〉入選のお知らせ
来る8月21日、東京・晴海の第一生命ホールでの において、ピアノ作品 WHITE ELEPHANT DREAMS 〜黒鍵と白鍵のエチュード〜 -ETUDE for Black & White Keys- の上演が決定した。 出演者と演奏曲目の詳細はコチラへ↓ 第32回ピティナ・ピアノコンペティション 特級セミファイナリスト 七名のセミファイナリストのうち、金子三勇士さん、内藤由衣さん、杉山亜由美さんの三氏が「白象の夢」を演奏される、との事。 どのような「初演」も新鮮な体験であるには違いないが、今回のように、いきなり三者三様の公開初演が聴ける、というのも、考えてみればなかなか得難い機会である。 そしてピティナピアノコンペティションは、セミファイナル/ファイナルとも、大いに聴衆に開かれたコンクール、である模様。 セミファイナル/ファイナルのチケットはコチラからどうぞ。 というわけで、 是非多くの方に足を運んで頂き、7人の若きピアニストの競演はもちろん、新しい作品の誕生にも、じっくりと耳を澄ませて頂けると幸い。 白象の夢、採用決定。 白象の夢、出版のお知らせ。 ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-08-09 11:51
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ところで、英語におけるWHITE ELEPHANTは、“無用の長物”を意味する慣用句、であるそうな。 こうしたところにも、アングロサクソン一流の、いささか歪んだ東洋観が透けて見える、ような気がしなくはない。 なるほど、金儲けや世界征服の役には立たないだろうが、不思議に詩的な豊饒を湛えた白象を崇める東方の智慧は、「無用」であるが故に尊い、むしろそういうものである、と思う。 そういえば、功利主義一辺倒のヴィクトリア朝イギリスに愛想を尽かせて、稀代の逆説家オスカー・ワイルドはこう言った、ではないか!? All Art Is Quite Useless. (〜オスカー・ワイルド著『ドリアン・グレイの肖像』序文) (〜Oscar Wilde:Preface to "The Picture of Dorian Gray") (1)(2)(3)(4) ![]() ![]() ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-03-20 23:32
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ピアノと言う楽器は、善かれ悪しかれ最も端的に西洋近代の合理主義を象徴する楽器である。 同時に象牙(白鍵)や黒檀(黒鍵)で作られたその楽器は、19世紀ヨーロッパの植民地主義が生んだ、収奪と富の象徴でもあっただろう。 言うまでもなく象牙や黒檀はアジア、アフリカから齎されたもの・・・ ラヴェルやドビュッシーはそんな楽器から、オリエンタルでエキゾチックな音楽を響かせた。 日本におけるピアノは、いっそう複雑な屈折を帯びている。 いわば、二重の意味でエキゾチックな存在。 一つには明治の西洋音楽とともに伝来した、という点。 もう一つには、象牙や黒檀という素材、という点。 前者はともかく、後者の方にまともな関心が向けられることは、案外少なかった様にも思う。 西洋vs東洋(日本)、という決まり切った二項対立の図式から一旦離れ、ピアノという楽器に19世紀ヨーロッパとは反対の方向から光を当てると、全く異なる意味を孕んだ、もう一つのエキゾチシズムを奏でさせられないだろうか・・・ 日本におけるピアノ音楽に潜在する二重のエキゾチシズムの交点を虚心に見つめた時、ふと降りてきたのが、白い象のイメージ。 ピアノ曲「白象の夢」は、ピアノという楽器が内包する、象牙(白鍵)と黒檀(黒鍵)の記憶を辿るエチュード。 一見簡素な譜面のそこかしこに、様々な仕掛けを蔵した、騙し絵風の小品である。 「白象の夢」とは、摩耶夫人の見た夢、であると同時に、その白象の見る「夢の夢」であるかも知れない。 白い象は、東洋諸国では古くから聖獣として崇められてきた。 仏陀の母・摩耶夫人の夢に現れ、仏陀の懐胎を告げたのも六本牙の白象菩薩。 日本における白象は、もう一つの〈西方〉から渡来した、仏教文化の巧まざる象徴である。 (5)に続く (1)(2)(3) ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-03-19 23:10
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同時代の西欧諸国が血道を上げたオリエンタリズムに対して、ある種の歪んだオクシデンタリズムとも言うべき〈西〉への憧れに憑かれた明治日本。 近代日本の背後に延びる影を照らしたかのような十の〈夢〉の中の、この第六夜は、ある意味で最も象徴的な一話である。 かつて漱石が〈夢〉の中に封じた自己言及的問題提起。 果たして既に解決済みの問題と言えるだろうか・・・ などと真面目腐って考えている時、全く思いもかけない方角から、 という素頓狂な言葉の連なりが、浮かんで消えた。 (4)に続く (1)(2) *ここでの「仏」は釈迦のみならず護法神、明王、菩薩など含む、広義の「ほとけ」。 ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-03-18 21:09
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夏目漱石の「夢十夜」に、こんなハナシがある。 時は明治の東京、護国寺の山門で運慶が仁王を刻んでいる、という評判。 鎌倉時代の運慶が何故、明治の東京に・・・と思いつつ行ってみると、すでに黒山の人だかり。 野次馬どもは皆、勿論明治の人間たちである。 運慶は見物人の評判にはおかまいなく、高い所に乗っかって、一心不乱に鑿と槌を動かしている。 無遠慮にすら見える刀(とう)遣いから、驚く程鮮やかに仁王の顔が浮き上がって来る。 「能(よ)くああ無造作に鑿を使って、思うような眉(まみえ)や鼻が出来るものだな」 と〈自分〉が呟くと、となりの〈若い男〉が、 「なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、鑿と槌の力で堀りだすまでだ。まるで土の中から、石を掘り出すようなものだから決して間違うはずはない」 という。 〈自分〉はこの時始めて彫刻とはそんなものかと思い出した。 果たしてそうなら誰にでも出来る。 さっそく仁王を彫ってみたくなった〈自分〉は、家へ帰って手頃な薪を引っ張りだし、彫り始める。 一つ目の木には不幸にして仁王は見当たらない。 その次も、またその次にも、仁王はいなかった。 積んである薪を片っ端から彫ったがどれもこれも仁王を蔵しているのはなかった。 遂に明治の木には到底仁王は埋まっていないものだと悟った。 それで運慶が今日まで生きている理由もほぼ解った。 (夏目漱石:『夢十夜』〜第六夜[岩波文庫]より) (3)に続く (1) ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-03-17 22:34
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仏師が木仏を彫る時、仏の似姿を木で拵えるのではなく、木の裡に坐す仏を彫りおこすのだ、という言い方をする。 あるハンガリー人の彫刻家は私に、彫刻と彫塑の違いは素材=対象そのものへの敬意の有無である、といった。 現代のファインアートにおいて臆面も無く彫刻と称される、ある種の拵えモノに対する疑念を口にしつつ。 ある楽器のために作曲をする時、何かの理念やイメージを楽器に当て嵌めるのではなく、いわば楽器そのものに内在する(し得る)物語を紡ぎ出したいと、私は常々憶っている。 (2)に続く ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-03-16 00:57
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当ブログにて幾度かご案内したピアノのための作品、
WHITE ELEPHANT DREAMS 〜黒鍵と白鍵のエチュード〜 -ETUDE for Black & White Keys- が、カワイ楽譜より出版されました。 私を含め7人の作曲家によるソロ7作品、連弾1作品を含む「コンサート・ピース・コレクション 二つの月」という曲集に所収されています。 ![]() カワイ・ショッピング・プラザはコチラ↓ コンサートピースコレクション 二つの月 AMAZON.CO.JPはコチラ↓ コンサートピースコレクション 二つの月 ピティナ・ピアノ・コンペティションに挑戦する方はもちろん、 そうでない皆様にもぜひ! ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-03-02 07:26
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「日本の作曲家 2008 第1夜」 2008年2月7日(木) 2008年が明けた。 播磨方面で年越しを終えて迎えた元日の朝、とある先達に導かれ、神戸・六甲は摩耶山天上寺(まやさんてんじょうじ)へ向かった。 摩耶山天上寺は、その名の通り、摩耶夫人(まやぶにん)を本尊とする真言宗の古刹。 孝徳帝の勅願により、インドの高僧法道仙人によって大化2年(646年)に開山されたという。 その後幾多の変遷を経て、現在ある姿は1976年(昭和51年)の大火の後、創建時の場所に再建されたものであるそうだ。 摩耶夫人とは、白象の夢告を受け、釈尊(シッダールタ)を産んだとされる、仏毋(ぶつも)である。 夫人の見た夢は、六本牙の白象が右脇腹から自らの胎内に入ってゆく、というもの。 その夢に呼応するように、釈尊は夫人の右脇腹から産まれたという。 真冬の冷たい風を掻き分け、山門から境内へと登る石段の途中、いかにも異国風な六角形の天竺堂が現れた。 ![]() その中にはマーヤ夫人と幼少のシッダールタの姿が・・・。 ![]() 由緒書によると、こちらの彫像はインド彫刻家ラム・ラタン・ジャイミニ師の作で、関西在住のインドの方々が天上寺焼失を悲しみ、その復興を願って母国に働きかけて寄贈されたもの、とのこと。 マリアとイエスをすら髣髴とさせる大理石像、妖艶ともいうべきその美しい姿に、しばし絶句。 石段を上るとすぐに、摩耶夫人堂が現れる。 ![]() こちらに坐す摩耶夫人像は、先程の彫像に較べると、いかにもモンゴロイド、というお顔。 ![]() 金色の釈尊は、抱かれるというより、摩耶夫人の右脇腹を突き破って生まれた、という伝説に従って、夫人の右脇にちょこんと、いや傲然と、しがみついている。 新年早々、思いがけず出会った、対称的な二つの聖母子像。 融通無碍なるニッポンの風土と、仏教文化の懐の深さに、ほとんど呆れ驚くと同時に、インドから日本へ至る東洋世界の広大さと、ついつい陥りがちな「東洋/西洋」といった世界認識の浅薄さを、改めて思い知らされた次第。 ![]() ©HIRANO Ichiro 2008 ▲
by uramarebito
| 2008-01-04 16:14
| 探訪
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当ブログ4月20日の記事にてお知らせしたピアノのための新作、
WHITE ELEPHANT DREAMS 〜黒鍵と白鍵のエチュード〜 -ETUDE for Black & White Keys- が、ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲(特級部門)に、無事採用された。 コンペティションの詳細はこちらの要項をご覧下さい。 この作品はいわば、ピアノという楽器に内包された、象牙と黒檀の記憶を辿るエチュード。 2008年3月1日にカワイ楽譜から出版の予定である。 まずは乞うご期待。 ※「白象の夢」とは古い佛教説話で、釈迦誕生のお告げとして摩耶夫人が見た夢。・・・であると同時に、その白象が見た夢の夢、であるかも知れない。 ©HIRANO Ichiro 2007 ▲
by uramarebito
| 2007-12-13 00:23
| 作品
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